悪徳別れさせ屋の見抜き方

東京・飯田橋で別れさせ屋をしている別れさせ屋アクアです。
このサイトは、別れさせ屋の本音を吐き出すブログです。

そもそも、別れさせ屋ってなんでしょうか。
別れさせ屋に頼むとすぐに工作(仕掛け)をして、
対象者を別れさせる、と思っているひとも多いでしょうが、実は違います。

工作して別れさせる前に色々とやることがあるのです。

そもそも、別れさせ屋への依頼というものは、

今日頼んだから明日別れさせる、というような即時解決できるものではありません。

別れさせたいとあなたが思っているひとも人間です。

人間の気持ちを動かすということは、それなりに時間がかかります。

それは次回以降、おいおいお話するとして、実際のところ、

別れさせ屋はどこに気を配っているか、というところを含めて、

簡単に別れさせ屋の工作の流れをご紹介しましょう。

参考記事:→悪徳な別れさせ屋について考える

1:相談・お問い合わせ

別れさせ屋との最初のコンタクトです。

別れさせ屋アクアではフリーダイヤル、メールでのご相談、LINEでのご相談の3種類の窓口があります。

ここはどんな別れさせ屋に依頼するにしても、それほど恐れる必要はありません。

相談したら即契約や支払いを求めてくる業者はまずいません。

もし、万一、そんな別れさせ屋がいたとしたらすぐに逃げましょう。

100%言い切れます。

そんな別れさせ屋に依頼することだけはやめましょう。

 

2:面談

相談があってから、別れさせ屋のスタッフと面談をします。

なにを話してもすぐに

「早く契約して早く始めた方がいい」

と早期の契約を求めてくる別れさせ屋には注意が必要です。

もちろん、早く始めた方がいい場合もあるので一概には言えませんが。

また、面談するスタッフにも注意が必要です。

別れさせ屋に依頼すれば少なくとも数十万円はかかります。

面談は最初の重要な聞き取り調査です。

よくわからないアルバイトや経験の浅いスタッフに面談されてはたまりません。

問い合わせの段階で信用できていればいいですが、すこし怪しいと思った場合に、

少しだけ悪徳別れさせ屋を避ける方法があります。

別れさせ屋のホームページに行くと、

たいていのホームページには代表者の名前が書いてあります。

名前を確認してから、

「依頼するのが初めてで不安なので代表者さんとの面談は可能ですか?」

と聞いてみましょう。

たいていの別れさせ屋は応じてくれると思いますが、中には断る別れさせ屋もいます。

面談に代表者の対応を求めたときに断ってきた場合は、理由がよほど納得できるものでなければ、

その別れさせ屋はやめておいた方が無難です。

 

3:契約

まず契約書をどれだけ緻密に用意しているか、というところを見ましょう。

契約書に明記していないことはまずやらない、と思ってよいでしょう。

別れさせ工作の期間や回数、なにをもって別れさせ完了とするのか、

などあらゆることが書いてあるべきです。

いくら頑張りますとか、精一杯やりますと言われたところで、

契約書に頑張る内容や精一杯やる内容が書かれていなければやらないと思った方がいいでしょう。

やましいところがなければ明記すればよいだけの話です。

明記しないことには(別れさせ屋にとって都合の良い)理由があるのです。

3つ目の「調査 工作 契約書」というものが、一般的な契約書です。

これだけあれば、別れさせ屋・探偵以外のほとんどの業界では問題ない契約だと思います。

しかし、別れさせ屋は「探偵業法」に則って契約をしなくてはなりません。

法律で、

契約前重要説明事項(「添付資料1」とも呼びます)
受領書類に関する誓約書(「添付資料2」とも呼びます)

を契約前に取り交わさなくてはならない、という取り決めがあります。

しかも、「契約書類とは別紙」で「読み上げる」必要があります。

詳しい内容は中身を見ていただければわかると思いますが、

「契約前重要説明事項」は料金や業者の所在地などについて明記してあります。

「受領書類に関する誓約書」は依頼者さんが別れさせ屋や探偵を通じて得た情報を、

差別行為や、犯罪目的に使用しないと誓約する書類です。

この2種類の書類を交換することで、初めて契約書にサインができます。

別紙で用意して読み上げればよいので、電話と郵送でも可能は可能ですが、

別れさせ屋アクアでは必ず対面で契約させていただくようにしています。

ちなみに契約は匿名はNGです。法律で禁じられています。

また、上記の添付資料1、2を取り交わさないと、行政処分を受けます。

 

4:調査

この過程をちゃんとやるかどうかで、その後の工作の精度が大きく変わります。

興信所や、俗に言うわかりやすい探偵業務がこの調査にあたります。

たとえば元カレ、元カノといま付き合っているひとを別れさせたい、という場合に、

付き合っていることはわかっているが、誰と付き合っているかはわからない

そもそも付き合っているかどうかもわからない

という場合には調査して交際関係を確定させるところから別れさせは始まります。

対象者の性格、好み、交友関係、日常の行動パターンなど、

あればあるほどその後の工作の精度が変わってきます。

ここで手抜きすると成功率がぐっと下がります。

 

5:別れさせ工作

ここでようやく別れさせ屋の別れさせ屋らしい行動が始まります。

対象者に近づき、親しくなり、本音を聞き出したり、

交際している相手と別れさせたり、

そういう別れさせ屋らしい別れさせ工作をします。

ここの実情はいずれ詳しくお話します。

 

以上が簡単な流れになります。

次回からは数回に渡って

「自分でもできる別れさせ屋が実践している工作方法」

をご紹介します。

別れさせ屋への依頼をする前に、ぜひぜひ参考にしてみてください。

別れさせ屋黎明期(20年前のこと)ー 独立 後編 ー

どんな質問にも答えてくれるアクアグローバルサポート 藤木社長。

社員として探偵事務所に所属していた頃の話から、独立までを追いかけてきました。今回は独立後、初の依頼を振り返ります。

そこにはアクアグローバルサポートの本質がありました。

 

 

>初めての依頼はどのような内容だったのですか?

工作の初依頼はKさんという方。
Kさんは結婚していて、不倫相手の女性がいたんだけど何かの原因でその人に嫌われて振られちゃったんだよね。それで、離婚して不倫相手とやり直したいという復縁依頼。
すごく独特な物の見方をする人で、偏った考え方を持っている極端な人だった。29歳くらいの若い人で、初めてのお客様だったから乗ってた車まで覚えてる。
 
 
>偏った考え方とは?

自分が「こう」と思ったらもう…、そこから抜け出せなくなって視野がものすごく狭くなる人だった。俯瞰で物が見れないから、そういう所に問題があったんだよね。
最初は難航した。人の話が入っていかないから。

依頼者さんと親しくなると、なぜ別れたのか、その人にどういう問題点があるか嫌でもわかってきちゃうじゃない。それを変えることが成功には絶対必要。そう伝えるんだけど、それを受け入れられない人が多いんだよね。依頼者さん本人を変える作業はすごくパワーが要るし、当時は難しかった。
 
 
>その工程って、前職(下積み時代)では無かったですよね?

うん、本人に対してはもうノータッチ。
本来、「成功」を突き詰めたらそこは避けて通れないんだよ。だって嫌われる理由があって振られてるわけだから、変わらなきゃいくら言っても復縁できない。口だけじゃなく態度で示して相手から「よりを戻したい!」と思わせないといけないわけだから。

大体の人って細い糸にすがって、なんとか引き戻そうとするんだけれど、まあ…切れるか切られるか。そうならないようにするには自分から断ち切る勇気も必要だし、その方が復縁できる可能性が高い。復縁工作において、依頼者さんの問題ケア、改善というのが最重要項目だね。
 
 
>Kさんの問題は改善できたのですか?

それが映画みたいな話なんだけど、依頼中にKさんに脳腫瘍が見つかって。突然真っ青な意気消沈した顔で事務所に来たんだよね。
「手術しても3ヶ月〜半年しかもたないみたいで、死にます」って。
本当にビックリした。というか時間無いじゃん!って、その前に依頼成功させないと。

それですごく勉強になったけど、人間命懸かったら9割8分のことはできるね。「死ぬ」って開き直れるんだろうね。悔い残して死ぬより復縁して死んだほうが良いでしょ、気持ち入れ替えましょうよって話をして。状況が状況だけに本人も話し聞けるんだよね。そこからすっごい変わった!顔つきから別人みたいに変わった。生き生きして発言も前向きだし「あれ?これ死なないんじゃない?(笑)」って専務と言ってた程。そしたら本当に治っちゃって、病は気からって間違いないね。
 
 
>復縁は成功したのですか?

その後、ファミレスで不倫相手と偶然再会するっていう工作をやったの。
そしたらもうその時点でKさん自身が変わり過ぎてて「何でこんな人と復縁したかったんだろう…」って相手に魅力を感じなくなってたんだよね。そこまで突き抜けちゃって。それで結局奥さんとやり直すことにしたの。当初の依頼要望とは違う結果になったけれど、本当に喜んでくれた。その後もお土産持って定期的に事務所に遊びに来てくれて。
 
 
>依頼通りにすることが、必ずしも正解ではないってことですね!

それはこの一件で非常に勉強になった。失敗したけど成功した。
その時「コレだ!」って思ったの。

別れさせ屋に依頼するほどの精神状態って、考えてみて。自分でも本当はどうしたいのか見失っている場合だってある。
「その時の要望」は「その時の依頼者さん」からすれば本心なんだろうけれど、時間が経てば変わる可能性もあるし、そこでとことん話を聞いて導いてあげることが重要なんだ。
 
本人にとっての幸せ、ゴールはどこが一番良いのだろうかと考える必要がある。言葉通り真に受けるのではなく、本人も気が付いていない本当の幸せを見つけてあげる、そういう言い方すると痴がましく聞こえるけど、そうでなきゃいけないと思った。
うちのスタッフも同じ気持ちでやってくれてるから、安心して任せてる。
 
 
>自分の幸せに気が付いていないケースは多いのですか?

それはみんな常に模索してるんじゃない?それって永遠にその繰り返しだと思う。
人生だってそうじゃん、この選択に間違いは無い!って本気で思ってる人は俺ぐらいだよ(笑)マジで迷いのないヤツって(笑)

こいうことを本気で考えてる会社は間違いなく無いと思うね。
ここまで突き詰めてる会社は同じ業界で絶対にない自信がある。
だから同じ種として見られたくないってこと。
 
 
今回のストーリーは、アクアグローバルサポートのスタンスがよくわかるお話でした。
別れさせ屋であって、別れさせ屋ではない。その正体は「世の中の常識やモラルも取っ払って、一緒に幸せを考えてくれるカウンセラー」でした。